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ここをご覧の皆様には説明不用だと思います。

日本の名工中の名工「河野賢」のクラシックギター1997年製「SPECIAL」です。

当時の定価は70万円。98年で惜しくも無くなった氏の晩年の作品ということになります。

材、音、使われているパーツやバインディングやケースに至るまで何から何まで最高傑作と言っていいギターです。

どこから説明すればよいか迷いますが、まず最初に目に行くのはサイドバックの、思わず普通のローズウッドと勘違いしてしまいそうな「超」柾目のハカランダです。

通の方にはわかると思いますが、にわかに信じられないくらい目の整った柾目のハカランダが使われております。いったい今使えばいくらするのでしょうか、、サウンドホールからはその名の通りの甘い芳醇なローズの香りがして、マニア心をくすぐらせます。柾目のハカランダの価値は板目のハカランダの比ではありません、作品云々以前にこのような材に出会うこと自体、今後まずないでしょう。それくらい希少なものだと思います。

サウンドは極上の一言。クラシックギターとしてはかなり低めの弦高で調整しており、とても弾きやすく、低音から高音まで、いわゆる異次元の鳴りです。パリッと張りがあり、しっかりと一音一音が遠くに届く、そんな音がします。

ボディ下部に一部打痕があるのみで、かなりの美品といっていいかと思います。弦長650ミリ、ナットは51ミリ、弦高は3ミリほどです。

ハードケースカバー付きのオリジナル高級ハードケースが付属します。ペグも最上級グレードのものが使われております。

今後まず手に入ることはありません。似たようなものはあったとしてもこのレベルの河野賢作品はまず出てこないと思います。探されている方は是非手に入れてください。

当方素人です。プロの楽器店ではありません。見落とし等あるかもしれませんがご了承ください。

当方の仕事の都合上、発送は水曜日になります。

（2022年 5月 17日 1時 29分 追加）
記載しませんでしたが、もちろんオール単板。サイドバックの極上ハカランダは言わずもがな、トップもため息ものの最高級松系単板が使われています。