●２０１２に刊行された、もちろん非売品、『メ～テレ』こと名古屋テレビ（テレビ朝日系列・ＡＮＮ）の開局５０周年記念社史。　●東海３県（愛知・岐阜・三重）で初めて、中日新聞社と資本関係をもたない民放局として、１９６１年（昭和３６年）に設立登記した時の社名は『中京テレビ放送株式会社』（！）。しかし程なく、「“中京”より“名古屋”のほうが親しみやすくてええがゃ～」という意見が出ます。また、 “テレビ放送” という社名では、将来、会社が大きくなってラジオ兼営局となった際、不都合・・・という理由から、『名古屋放送株式会社』に社名変更。ところが今度は、「ＮＨＫ名古屋放送局と紛らわしいだぎゃぁ～」という声が出てしまい、結局、２度目の社名変更はせず、通称として『名古屋テレビ』（ＮＢＮ）を名乗ることに。　●開局当時、すでに東京・大阪では華やかな民放４局体制となっており、“三男坊” 名古屋はやっと３局目、遅きに失した感。地域で圧倒的存在の中日新聞の支援がないこともあり、開局当初からわりと反骨精神が強かったようで、自社制作は盛ん。最初は悲惨な視聴率だった『機動戦士ガンダム』の制作局（創通エージェンシー・日本サンライズと共同制作）としてアニメファンには有名。　●地方テレビ局の社史にしてはわりとデラックスな内容の、プラスチックケース付、Ａ４判、オールカラー２８０ページ。